中学卒業まで、私は英語が嫌いでした。全く勉強しませんでした。
何が嫌だったかというと、外国語の選択肢のなかったことと、英語イコール世界語という感覚だったと思います。
英語は英語圏の人間の言語でしかない。英語を話すものは自分の言語で話すのに、そうでないところの人間は英語を学ばなければならないというのは不公平である。そう感じていました。
その感覚は今でもあります。エスペラントを学んだきっかけも、同様でした。
そんなときに、種田輝豊氏の『20カ国語ペラペラ』という本に出会いました。
この本を読んで思ったのが、「英語も世界の言語のひとつなのだ」ということです。
なら、学んでもいいかなと。
この本にあるやり方で、高校1年生の間に大体、英語の進度は追いつきました。
長らく絶版でしたが、再版されてうれしく思います。